武蔵国総社(読み)むさしのくにそうじゃ

世界大百科事典(旧版)内の武蔵国総社の言及

【大国魂神社】より

…大国魂大神を主神として中殿中央に,その左右に武蔵国内諸神,御霊大神を,東殿に小野大神,小河大神,氷川大神を,西殿に秩父大神,金佐奈大神,杉山大神をまつる。主神は武蔵の国魂,すなわち武蔵の国土の霊で,古く国造がまつり,律令体制とともに国司がまつり,古代末期になり,国府に近い本社に国内各神社を勧請し併せまつったので,ために武蔵国総社,また東西殿の神の数より六所宮ともよばれた。1051年(永承6)源頼義が陸奥の安倍頼時父子を征伐の途次,当社に祈願,凱旋のとき御礼のためケヤキ苗1000株を植えたと伝承し,源頼朝が鎌倉に入って以後は本社を崇敬,1182年(寿永1)北条政子の安産を祈願のため使者を派遣,以後関東武士の崇敬が続いた。…

※「武蔵国総社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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