《歴代名臣奏議》(読み)れきだいめいしんそうぎ

世界大百科事典(旧版)内の《歴代名臣奏議》の言及

【奏議】より

…奏議はもともと個人の文集に収められ,目録分類でも集部に入っていたが,のちにはそれだけを別行することもあり,この際には目録分類上において史部の詔令奏議に入れられた。宋代の奏議を集録したものとして趙汝愚輯の《国朝諸臣奏議》150巻があり,歴代の奏議を集めたものとして明代の永楽年間(1403‐24)勅輯の《歴代名臣奏議》350巻がある。また林則徐の《林文忠公奏議》と曾国藩の《曾文正公奏議》は近代史研究にしばしば利用される。…

【楊士奇】より

…しかし前代より権力を得てきた宦官(かんがん)はこのころより横暴となり,とくに1442年(正統7)以後は王振が実質的に宦官政治を始めたので,楊士奇は孤立の状態の中で没した。この間,太祖,太宗,仁宗,宣宗の実録や《歴代名臣奏議》の編纂にあずかり,《三朝聖諭録》《奏対録》《文淵閣書目》の著述がある。詩人としては〈二楊〉とともに,典雅工麗を旨とし治世の太平を謳いあげた台閣体の始祖で,文集に《東里全集》《東里別集》がある。…

※「《歴代名臣奏議》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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