死穢(読み)しえ

世界大百科事典(旧版)内の死穢の言及

【穢】より


[穢の広がりと浄化]
 穢が罪や災いと異なる点は,その呪的な強い伝染力にある。そのため死や産の穢には喪屋や産屋(うぶや)を別に建てて隔離し,それとの接触を厳しく警戒して忌避するが,とくに死穢は不可抗的に死者の家族や血縁親族を汚染する。たとえば《魏志倭人伝》には3世紀ごろの倭人の習俗として,死者の遺族が十数日の喪に服し,最後に全員水浴して穢を浄化することを記している。…

※「死穢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む