毀破綸旨(読み)きはりんじ

世界大百科事典(旧版)内の毀破綸旨の言及

【浄土宗】より

知恩院は南北朝のころ発展の基礎を固め,1575年(天正3)正親町天皇から浄土宗の本寺であることを認める綸旨を賜った。これは,諸国門末の香衣着用の勅許は知恩院が執奏,そむけば勅許毀破の綸旨を出すというもので,知恩院では〈毀破綸旨〉と称する。近世浄土宗の制度的大成に貢献したのは知恩院尊照と増上寺存応(ぞんのう)である。…

※「毀破綸旨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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