毘沙王権守(読み)びしゃおうごんのかみ

世界大百科事典(旧版)内の毘沙王権守の言及

【金春流】より

…竹田の座ともいった。系図では聖徳太子時代の秦河勝(はたのかわかつ)を遠祖とし,現家元まで79代を数えるが,猿楽の家としては,南北朝時代の毘沙王権守(びしやおうごんのかみ)(河勝より53世)あたりを流祖とみてよいであろう。《猿楽縁起》(金春禅竹筆,1468)による金春の家系は,毘沙王権守を秦氏安(村上天皇のころの人)より26代とし,長子光太郎(27代),その子毘沙王次郎(28代)と続き,29代を毘沙王権守の三男金春権守の子,弥三郎が継いでいる。…

※「毘沙王権守」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android