《毛皮を着たビーナス》(読み)けがわをきたびーなす

世界大百科事典(旧版)内の《毛皮を着たビーナス》の言及

【ザッヘル・マゾッホ】より

…主として故郷ガリツィアの農民やユダヤ人の生態をテーマに数々の物語を書く。代表作《毛皮を着たビーナス》(1870)は,〈ギリシア人〉と称する美男に恋人ワンダを奪われながら,2人に下男として仕える苦痛に快楽を覚える青年S.クジエムスキーの性的偏倚(へんい)を描いたもの。実生活では人妻A.コトウィッツや女優F.ピストール等との情事の後に,グラーツの貧しいお針子A.リューメリンと遭遇して結婚,彼女に自作の女主人公の名にちなんでワンダ・マゾッホを名のらせ,小説の筋書どおりの姦通を強要する奇行にふけった。…

※「《毛皮を着たビーナス》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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