氏家重国(読み)うじいえしげくに

世界大百科事典(旧版)内の氏家重国の言及

【氏家氏】より

…栃木県塩谷郡氏家町の勝山城を本拠とした中世豪族。その祖は宇都宮朝綱の三男公頼といわれるが,彼は塩谷町佐貫観音の銅版曼陀羅銘に〈右兵衛尉橘公頼……建保五年〉とあって橘姓であり,宇都宮氏の藤原道兼流とは出自を異にする。公頼は氏家24ヵ郷を領して氏家氏を名のり,朝綱の父宗綱の女を妻とするなど,宇都宮氏と早くから姻戚・被官関係を結ぶ。《吾妻鏡》には公頼のほか公信・経朝の3代の名がみえ,しばしば将軍の供奉人を務め,流鏑馬(やぶさめ)・笠懸は〈抜群の射芸〉といわれた。…

※「氏家重国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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