民主主義映画(読み)みんしゅしゅぎえいが

世界大百科事典(旧版)内の民主主義映画の言及

【日本映画】より

…こうして,戦時中の映画法は撤廃されたが,GHQの占領政策が日本映画のうえにおおいかぶさることとなった。 GHQの映画政策に沿う形で,観念的で生硬なものから真に自由な映画としての力をもったものまで,さまざまな民主主義映画が生まれた。45年の田中重雄《犯罪者は誰か》,松田定次《明治の兄弟》,牛原虚彦《街の人気者》,46年の木下恵介《大曾根家の朝》,今井正《民衆の敵》,黒沢明《わが青春に悔なし》,楠田清《命ある限り》,溝口健二《女性の勝利》,47年の五所平之助《今ひとたびの》,亀井文夫・山本薩夫《戦争と平和》などである。…

【和菓子】より

…和風の菓子,日本の伝統的な菓子といった意味であるが,おおむね江戸時代までに中国やヨーロッパから製法を伝えられ,それを日本化したものが多い。米・麦その他の穀粉,葛(くず)粉・ワラビ粉などのデンプン,アズキ・大豆などの豆類,および砂糖を主材料とする甘味のものが多く,鳥獣肉,乳製品はまったく使わず,油脂も水溶きした穀粉を焼くときに少量の植物油をひく程度にしか用いず,香辛料の使用も少ない。食味の面からすると,茶の湯を中心として普及してきた緑茶の飲用にふさわしいものとして形成されており,色彩・形態の美しさとともに,草木の葉などを利用して豊かな季節感をもっているのが特徴である。…

※「民主主義映画」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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