世界大百科事典(旧版)内の民事王令の言及
【裁判】より
…しかし,各国の採用した制度は,もとより,それに独自の加工を施している。 フランスでは,13世紀末から14世紀中に,ほぼローマ・カノン訴訟法に切り換えるが,細目ではそれとの相違と固有の変動とがあり,また,しだいに濫用が増大し,ついに,1667年のルイ14世の民事王令の発布となり,そして,革命後これを焼き直した形で1806年の民事訴訟法典が誕生する。刑事訴訟は,アンシャン・レジーム期に濫用の極に達したのち,1808年の治罪法典の出現となる。…
※「民事王令」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」