世界大百科事典(旧版)内の民会の言及
【キエフ・ロシア】より
…しかし,11世紀の昔,ブレーメンのアダムが〈コンスタンティノープルの競争相手〉とたたえた国際商業都市としての繁栄は衰えながらもなお続き,13世紀半ばのモンゴル人の侵攻を迎えることになる。
[社会と文化]
キエフ国家の諸都市では,〈民会(ベーチェ)〉がソフィア大聖堂や公の館の広場で随時開かれ,都市民が自由に参加した。キエフでは12世紀半ばになると民会の活動は目だたなくなるが,ノブゴロドでは同じころに最盛期を迎え,貴族・在地領主と民衆の合議機関として長く機能した。…
※「民会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」