民俗分類学(読み)みんぞくぶんるいがく

世界大百科事典(旧版)内の民俗分類学の言及

【文化人類学】より

…グッドイナフW.Goodenoughを代表とするこの立場の人々は,文化はその担い手の心の中にのみ存在すると考えるところから,民族誌的情報を研究者の先入見的カテゴリーの中に置かずに引き出す方法を考えるのである。民俗分類学folk taxonomyと呼ばれるものがその一つであるが,それにしても一個人の認識の全容を完全に復元することが可能であるとはとうてい考えられない。それにもかかわらず,この方法が,民族誌資料の収集のうえで,従来の方法を補強する有効な手段として大きな価値をもつことは否定できぬであろう。…

※「民俗分類学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む