気の哲学(読み)きのてつがく

世界大百科事典(旧版)内の気の哲学の言及

【王廷相】より

…官は南京兵部尚書に昇った。朱子学の権威が揺らぎはじめた時期に思想形成した彼は,張載(横渠)の理気・太虚論に触発されて〈気の哲学〉を構築したが,時流を導くほどの迫力はなく,当時はさしたる影響力をもたなかった。近年,中国では気の哲学=唯物論哲学思想家として,また日本でも〈気〉重視の思想家として高く評価された。…

※「気の哲学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」