気泡浴(読み)きほうよく

世界大百科事典(旧版)内の気泡浴の言及

【水治療法】より

…機械的刺激作用と温熱作用によって腰痛,打撲,捻挫,骨折後遺症の治療に用いられる。気泡浴は,浴槽の底部に無数の穴をあけたパイプを置き,それに送風器を結合して広く小気泡を噴出させる方法であるが,これも温熱作用とマッサージ作用により鎮静効果をもつために,不眠,心悸亢進,不安神経症その他疼痛症候群の治療に用いられる。これらの種々の方法がその症状などにあわせて行われるが,水治療法を行う場合の注意として,血圧の変動する人々や開放創をもつ患者,失禁のある老人などには行わないほうがよく,また急性炎症にも適さない。…

※「気泡浴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」