世界大百科事典(旧版)内の水冷炉壁の言及
【ボイラー】より
…水管ボイラーは丸ボイラーに比べて大容量・高性能化への可能性を蔵していたので,20世紀におけるボイラーの発達はもっぱら水管ボイラーにおいてみられる。すなわち,1918年には微粉炭燃焼が成功し,21年には燃焼室壁の一部に水管を配したいわゆる水冷炉壁が採用されている。35年には,水の臨界圧225atmを超す,最高圧力が250atm,蒸気温度540℃,最大蒸発量570t/hのボイラーが作られ,さらに記録的試みとして,54年に,圧力352atm,蒸気温度621℃,蒸発量306t/hのボイラーが作られたことがある。…
※「水冷炉壁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」