《水夫還る》(読み)すいふかえる

世界大百科事典(旧版)内の《水夫還る》の言及

【ガーネット】より

…第1次大戦中は良心的反戦論者としてクエーカー教徒とともに負傷者救助活動に従事,戦後書籍商などをしながら,狐になった妻と暮らす話《狐になった婦人》(1922)で文壇に登場。恋人と喧嘩して〈人間〉見本として動物園入りを志願する《動物園の男》(1924),イギリスに来たダホメー王国の黒人王女の物語《水夫還る》(1925)など,幻想風の話を簡潔清楚な文体でリアリスティックに描く作品が有名だが,《愛の諸相》(1955)で始まる後期の一連の小説は中年の金持を描き,これらとはまったく違った風俗小説である。ほかに自伝《黄金のこだま》(1953),第2作《森の花》(1955)がある。…

※「《水夫還る》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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