ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「水平的公平」の意味・わかりやすい解説
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…能力説は所得税の累進性を求めるが,しかし累進度の決定には失敗している。とはいえ,同じ経済力の人々には同じ税負担を課すという〈水平的公平〉と,異なった経済力の人々には異なった税負担を課すという〈垂直的公平〉という概念は,能力説から生まれた基準として広く受け入れられている。 このような租税哲学もたいせつであるが,現実には〈クロヨン〉(所得税の所得捕捉率がサラリーマン9割,自営業者6割,農家4割)などと呼ばれる課税所得の捕捉率のアンバランス,すなわち税務行政上の不公平が問題となっている。…
…公正な分配との関係における最適課税の問題は,学説史的にはJ.S.ミル,F.Y.エッジワース,A.C.ピグーらによって代表される〈能力説〉にその萌芽を見いだしうる。この能力説は,等しい能力をもつ人々は等しく支払うべきであるという〈水平的公平〉と,大きい能力をもつ人々が多く支払うべきであるという〈垂直的公平〉の達成を要求している。効率的な資源配分との関係における最適課税の問題はE.バローネ,J.G.K.ウィクセル,リンダールErik Robert Lindahl(1891‐1960)らの〈利益説〉の論者によって取り上げられた。…
※「水平的公平」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...
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