世界大百科事典(旧版)内の《水言鈔》の言及
【江談抄】より
…匡房の晩年における談話が中心になっているが,かなり早い時期の言談,あるいは匡房の没後のまた聞きの筆録も加わっており,12世紀の初頭,匡房の没後あまりへだたらないころの成立と考えられる。《江談》《水言鈔(すいげんしよう)》ともいわれ,おもに漢文で記されている。古本系と類聚本系の2系統があり,古本系は雑纂形態で,談話体,問答体の形をもち,言談の筆録という本来の姿をよく残している。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」