世界大百科事典(旧版)内の水銀おしろいの言及
【化粧品】より
…おしろいは天然の白陶土(カオリン)が使われていたが,紀元前4世紀にギリシアで鉛白(えんぱく)(塩基性炭酸鉛)がつくられ,鉛おしろいの歴史がはじまった。一方,水銀おしろいである軽粉(けいふん)(塩化第一水銀)は,10世紀ごろ中国の宋代から医薬用として使われてきた。紅はベニバナやヘンナから抽出される赤色染料や,朱(硫化水銀),べんがら(酸化第二鉄),鉛丹(四三酸化鉛)などの赤色顔料が使われていた。…
※「水銀おしろい」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」