氷河乳(読み)ひょうがにゅう

世界大百科事典(旧版)内の氷河乳の言及

【氷河地形】より


[氷河の浸食作用と地形]
 岩屑を含んだ氷河が底面を擦ると岩盤がすり減り摩耗される。氷河から流れ出す融氷水が白く濁っているのは摩耗によって生じた粘土が含まれているからで,氷河乳と呼ばれるほどである。岩盤や岩石の表面に磨かれた面や擦り傷(氷河擦痕glacier striae)が残っていれば,氷河作用が存在したことの証拠とされる。…

※「氷河乳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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