《永久土地台帳》(読み)えいきゅうとちだいちょう

世界大百科事典(旧版)内の《永久土地台帳》の言及

【バブーフ】より

…北フランスの小都市で貧しい徴税役人の家に生まれ,父親から読み書きを教えられただけで正規の教育を受けなかったバブーフは,17歳ころから領主の所領管理人のもとで徒弟として働き,やがて故郷に近いロアという町でみずからも領主の土地台帳管理人として自立し,その間の経験から土地問題をはじめとする社会問題に目を開かれた。さらに啓蒙思想家たちの著作に親しみ,アラスのアカデミーと文通などをするうち,しだいに急進的な改革思想を抱くにいたり,1787年から89年にかけて自分の経験をもとに,農地の再分配による富の平等化と租税制度の改革を目ざす《永久土地台帳》を書き上げ,89年に出版した。同年に革命が勃発すると,単身パリに出て深い感銘を受け,ロアに戻ってからは,その地方の農民運動の組織化に尽力し,92年には地区の行政官になったが,職務上のミスを政敵につかれて職を追われた。…

※「《永久土地台帳》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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