永明体(読み)えいめいたい

世界大百科事典(旧版)内の永明体の言及

【沈約】より

…このような家庭環境にもかかわらず,努力と持ちまえの詩文の才によってめきめきと頭角をあらわすにいたった。南斉の永明時代(483‐493)には竟陵王蕭子良(しようしりよう)のサロンに集って,〈永明体〉とよばれる詩風の旗手となり,そこで知りあった蕭衍(しようえん)(梁の武帝)がやがて梁王朝を創業すると,尚書令に進んで官界に重きをなし,文学界,思想界ににらみをきかせた。《宋書》100巻の著作のほか,その詩文は《文選》などに,仏教に関する思想論文は《広弘明集(こうぐみようしゆう)》などに採られて多数が伝わる。…

※「永明体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android