世界大百科事典(旧版)内の江夏県の言及
【武昌】より
…晋が汝南県を置き,南朝宋も汝南県を置いた。隋は江夏県とし,唐では武昌軍節度使の駐地となり,五代,宋には鄂(がく)州,元では武昌路,明・清では武昌府の治所となり,明の湖広省,清の湖北省の省都とされた。この地は長江中流の要衝で,水上交通の一中心でもあったので,古来から南北勢力必争の地となったが,ことに宋末1259年(開慶1),モンゴルのフビライはこの地を包囲し,一挙に宋を滅ぼそうとした鄂州の役は有名である。…
※「江夏県」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」