…正月四方拝にはじまる宮廷の年中行事,神事・仏事・践祚などの臨時の公事,改元・陣定などの政務,また大饗その他臣下の儀にいたるまでを載せている。《本朝書籍目録》には〈江次第廿一巻 中納言匡房卿撰〉とあり,もと21巻であったが,現在は巻16,21を欠く19巻。撰者大江匡房(まさふさ)はこの時期の代表的文人で,和漢の学を兼ね,朝儀典礼にも精通していたから,後世本書は儀式に関する最良の参考書として高い評価を与えられ,しばしば講書も行われた。…
※「江次第」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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