コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

江家次第 ごうけしだい

6件 の用語解説(江家次第の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

江家次第
ごうけしだい

『江次第』ともいう。朝廷の儀式,行事の解説書。 21巻。原本は 19巻 19冊が現存。大江匡房著。天永2 (1111) 年成立。それまでの解説書が白河,堀河天皇以後の儀式には適当でなかったため,関白藤原師通が博識の誉れ高い匡房に依頼して,新しくつくらせたもの。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

ごうけしだい〔ガウケシダイ〕【江家次第】

平安後期の有職故実書。21巻。そのうち巻16・巻21は欠本。大江匡房(おおえのまさふさ)著。天永2年(1111)成立。関白藤原師通(ふじわらのもろみち)の依頼により、朝廷の儀式・礼法などを詳記したもの。江次第。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

江家次第【ごうけしだい】

平安時代後期の儀式書。大江匡房(まさふさ)が関白藤原師通(もろみち)の依頼を受けて編纂したと伝えられ,編纂時期は11世紀末から12世紀初頭と考えられている。書名は匡房の姓に基づくが,匡房の官名によって《江中納言(ちゅうなごん)次第》《江帥(ごうそち)次第》ともいう。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

ごうけしだい【江家次第】

平安後期の儀式書。正月四方拝にはじまる宮廷の年中行事,神事・仏事・践祚などの臨時の公事,改元・陣定などの政務,また大饗その他臣下の儀にいたるまでを載せている。《本朝書籍目録》には〈江次第廿一巻 中納言匡房卿撰〉とあり,もと21巻であったが,現在は巻16,21を欠く19巻。撰者大江匡房(まさふさ)はこの時期の代表的文人で,和漢の学を兼ね,朝儀典礼にも精通していたから,後世本書は儀式に関する最良の参考書として高い評価を与えられ,しばしば講書も行われた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

ごうけしだい【江家次第】

有職書。原本二一巻、現存一九巻。大江匡房まさふさ著。一二世紀初め成立。朝廷における恒例・臨時の儀式について詳説したもの。江次第。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

江家次第
ごうけしだい

大江匡房(まさふさ)著。21巻(ただし巻16、21の両巻は現存せず)。恒例・臨時の朝儀と関白四方拝などの私礼を解説した有職故実(ゆうそくこじつ)の書。『江帥次第』『江次第』『匡房抄』『江抄』などともいう。後二条関白師通(もろみち)の依頼による著作という。院政時代に入り、『北山抄(ほくざんしょう)』などが古礼となったための著作か。『西宮記』、『北山抄』とともに重んじられ、のちに一条兼良(いちじょうかねら)の『江次第抄』などの解説書を生んだ。活版本に『故実叢書(そうしょ)』所収本や古典全集所収本がある。[今江廣道]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の江家次第の言及

【古文書学】より

…平安時代になって朝廷の儀式典礼が盛大に行われるようになると,それに関する正確な知識が要求され,有職故実の学が発達し,有職書が編纂される。源高明《西宮記》,藤原公任《北山抄》,大江匡房《江家次第》はその代表的なもので,このなかには文書の作成発布に関する儀礼や慣習なども述べられている。これらは,この時代新たに成立した令外様文書に関する解説書といえる。…

【御神楽】より

… 御神楽の起源は,天岩戸の前での天鈿女(あめのうずめ)命の舞であると伝えられるが,これに儀式としての作法が定まり,神楽譜が選定されるのは平安時代に入ってからである。現行御神楽の原形である〈内侍所(ないしどころ)の御神楽〉は,《江家次第》《公事根源》等によれば,一条天皇の時代(986‐1011)に始まり,最初は隔年,白河天皇の承保年間(1074‐77)からは毎年行われるようになったという。これより古くから宮中で行われていた鎮魂祭,大嘗祭(だいじようさい)の清暑堂神宴,賀茂臨時祭の還立(かえりだち)の御神楽,平安遷都以前から皇居の地にあった神を祭る園韓神祭(そのからかみさい)等の先行儀礼が融合・整理されて,採物(とりもの),韓神,前張(さいばり),朝倉,其駒(そのこま)という〈内侍所の御神楽〉の基本形式が定まり,以来人長(にんぢよう)作法,神楽歌の曲目の増減等,時代による変遷はあったものの,皇室祭儀の最も重要なものとして,よく古式を伝えて今日にいたっている。…

※「江家次第」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

江家次第の関連キーワード四方拝新儀式雨儀御湯殿の儀式御湯殿始め着衣始め判始めははじま丸紫藤丸貞観儀式

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone