世界大百科事典(旧版)内の江浙実れば天下足るの言及
【浙江[省]】より
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【産業と文化】
[魚米の郷]
浙江の平野は古くから稲作の発達したところであるが,南北朝期に急激に増加した江南の人口を支えるための,また隋・唐以後は全国レベルで米穀の供給を確保するための穀倉地帯として重要な位置を占めた。〈江浙実れば天下足る〉ということわざも,このことをいう。また稲ばかりでなく,麻,桑,油菜なども平野から扇状地にかけて栽培され,山地にかかる斜面では茶やミカンなどの果実も植えられ,多彩な農産物がみられた。…
※「江浙実れば天下足る」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」