沖縄県史料(読み)おきなわけんしりよう

日本歴史地名大系 「沖縄県史料」の解説

沖縄県史料
おきなわけんしりよう

二一冊 沖縄県沖縄史料編集所・県立図書館史料編集室・沖縄県公文書館史料編集室編 沖縄県教育委員会 一九七七―九九年刊

解説 一九七七年に完結した「沖縄県史」の対象からはずれた前近代近代・戦後史料を編纂した史料集。前近代一一冊は首里王府仕置1―3、ペリー来航関係記録1―2、漂着関係記録、ベッテルハイム関係記録、芸能1―2、考古関係資料1―2からなる。近代六冊は昭和十八年知事事務引継書類、西原叢書及糖業関係資料、尾崎三良・岩村通俊沖縄関係資料、上杉県令沖縄関係資料、明治三二年―四四年の移民名簿1―2からなり、戦後四冊は沖縄諮詢会記録、沖縄民政府記録1―2、八重山群島議会記録の行政資料を刊行した。前近代編は公事帳・規模帳など琉球王府法令関係九二点、異国船渡来・漂着関係三三点の古文書を翻刻、資料解題を付して王府の江戸幕府・薩摩鹿児島藩との政治的対応、異国船・キリスト教対策や地方支配の構造についての基本史料集となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android