河内漢氏(読み)かわちのあやうじ

世界大百科事典(旧版)内の河内漢氏の言及

【東漢氏】より

…後漢霊帝の子孫を称し,秦始皇帝の裔という秦氏と帰化氏族の勢力を二分する。王仁の裔と称する河内漢氏(かわちのあやうじ)とは同族的な関係にあり,したがって東漢,西漢と連称されるが,氏は別である。 《日本書紀》《新撰姓氏録》さらに《続日本紀》の坂上苅田麻呂の上表文などによると,応神天皇のとき,後漢霊帝の3世孫阿知使主(あちのおみ)が〈党類十七県〉をひきい来日し,さらに子の都加使主(つかのおみ)を呉に遣わし,工女兄媛,弟媛,呉織,穴織の4婦女を連れてかえったというが,これは雄略天皇のとき倭漢氏の一族が呉に使し,〈手末才伎(たなすえのてひと)〉の衣縫兄媛,弟媛,漢織,呉織を連れかえったとする説話と共通する。…

※「河内漢氏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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