世界大百科事典(旧版)内の油膜のくさび作用の言及
【軸受】より
…軸の回転につれて隙間内の油(これを油膜という)はくさびの厚いほうから薄いほうへ引き込まれるので油膜には圧力が発生し,この圧力が軸にかかる荷重を支えている。これを油膜のくさび作用という。このように軸は油膜の上に浮いているのであって,少なくとも良好な運動状態では軸と軸受は接触することがない。…
【潤滑】より
…このため,隙間内の油(油膜という)には圧力が発生し,この圧力が軸にかかる荷重を支える。これを油膜のくさび作用という。このように完全な流体膜ができていて,その圧力が荷重を支えている状態が,流体潤滑である。…
※「油膜のくさび作用」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」