日本大百科全書(ニッポニカ) 「油遮断器」の意味・わかりやすい解説
油遮断器
あぶらしゃだんき
→遮断器
→遮断器
… アークに対して強力な冷却・消イオン作用を働かせ,開放された接触子間に十分な絶縁を保たせることが必要である。これを消弧といい,用いられる媒質により分類すると,(1)油中で開閉が行われ,アークによる油の分解ガスの主成分である水素の消弧力を利用する油遮断器,(2)アークに圧縮空気を吹き付けて消弧を行わせる空気遮断器,(3)開閉が六フッ化硫黄SF6のような不活性ガス中で行われるガス遮断器,(4)真空中にアークを拡散させて消弧する真空遮断器,(5)開閉を大気中で行う気中遮断器(これには磁界によりアークを引き延ばして消弧する磁気吹消遮断器や,低圧用のノーヒューズ遮断器が含まれる)となる。【中西 邦雄】。…
※「油遮断器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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