世界大百科事典(旧版)内の沼尻鉄道の言及
【沼尻[温泉]】より
…享保年間(1716‐36)の発見と伝える源泉(沼尻湯元)は,かつて水をたたえていた安達太良山の噴火口(沼ノ平)の排水口にあたるため沼尻とよばれ,温泉と付近に産する硫黄の採掘権をめぐって会津藩と二本松藩はたびたび争った。明治末年に湯元の南西約2kmの現在地に引湯して沼尻温泉が開設され,1913年の日本硫黄の軽便鉄道(沼尻鉄道。1968廃止)川桁(かわげた)~沼尻間開通後,広く知られるようになった。…
※「沼尻鉄道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」