《泉涌寺勧縁疏》(読み)せんにゅうじかんえんしょ

世界大百科事典(旧版)内の《泉涌寺勧縁疏》の言及

【俊芿】より

…すなわち泉涌寺である。彼自筆の有名な《泉涌寺勧縁疏》(国宝)はこのとき堂宇造営の浄財を諸方に求めたもので,堂々たる黄山谷流の書風である。彼に帰依する者は,後鳥羽・順徳両帝,北条政子,北条泰時などの権門から,下は広く庶民に及び,その戒律復興の運動は鎌倉仏教界に大きな衝撃を与えた。…

【泉涌寺】より

…当寺ははじめ法輪寺,ついで仙遊寺と称したが,鎌倉時代前期の1218年(建保6),豊前国の武士中原信房が帰依していた俊芿(しゆんじよう)にこの寺を寄進,俊芿は寺号を泉涌寺と改め,律院として伽藍を整備した。有名な俊芿自筆の〈泉涌寺勧縁疏(かんえんしよ)〉(国宝)は,この翌年に造営資金を勧進して書かれたものである。2世湛海は入宋し,楊貴妃観音など多くの仏像,泰山白蓮寺に伝わる仏舎利を将来した。…

※「《泉涌寺勧縁疏》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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