世界大百科事典(旧版)内の《法の一般理論とマルクス主義》の言及
【パシュカーニス】より
…36年,スターリン憲法の起草に加わり,ソ連邦司法人民委員代理に任命されたが,37年大粛清の犠牲となる。 主著《法の一般理論とマルクス主義》(1924。邦訳1930)は,マルクスの《資本論》の方法に依拠し,とくに商品形態と法形態との内的連関の解明によって,ブルジョア法の体系的批判の方法的基礎を築き,あわせてプロレタリア革命後の法の死滅の展望を理論化しようとしたもので,初期ソビエト法学において〈綱領的文献〉とされ,国際的に〈パシュカーニス理論〉の名を高めた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」