世界大百科事典(旧版)内の法分の言及
【資財帳】より
…伽藍とは建物,縁起とは創立の由緒のことをいう。道具類はその使用目的によって,仏物(仏分ともいい,仏菩薩の供養に用いられるもの),法物(法分ともいい,箱,机,櫃など仏典保持,供養に使用されるもの),僧物(僧侶が生活するために用いたもの),通物(通分ともいうが,仏・法・僧3者共通して使用するもの)に大別して記載されている。もともと資財帳は奈良時代,国家によって仏教が保護されていたとき,諸寺に対して年々提出させていたもので,寺院の財産が悪僧によって消費されるのを防ぐためであった。…
※「法分」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」