《法学のための闘い》(読み)ほうがくのためのたたかい

世界大百科事典(旧版)内の《法学のための闘い》の言及

【カントロビチ】より

…イタリア刑法史の研究から出発し,法史学と刑法学の領域でも重要な業績を残したが,法学方法論に若いころから精力的に取り組んだ。彼の《法学のための闘いDer Kampf um die Rechtswissenschaft》(1906)は法に欠缺(けんけつ)がある場合の裁判官の法創造的役割を強調して,自由法論の口火を切った。E.ラスクやG.ラートブルフら,新カント派法哲学者の影響を受けて方法二元論,価値相対主義に立脚し,価値学としての法学と事実学たる社会学を区別したうえで両者の相互補完的関係を強調する。…

※「《法学のための闘い》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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