世界大百科事典(旧版)内の法舎利の言及
【塔】より
…しかし塔が2基以上も建てられることになると,舎利が各塔すべてに納められることはなくなり,一方だけに納めたもの,あるいはまったく舎利を納めないものが多くなった。なお,経巻を舎利の代りに納めたものがあり,これを法舎利という。
[木造塔]
木造塔は三重塔,五重塔,多宝塔が多く,七重塔は東大寺および各国国分寺に,九重塔は百済大寺および法勝寺に建てられたが今はなく,十三重塔は興福寺や笠置寺などにもあったが,今は多武峰(談山神社)に一つを残すだけである。…
※「法舎利」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」