世界大百科事典(旧版)内の法観念の言及
【法社会学】より
…それは重層的構造をなしており,法規によって強く規制され,したがってその変化に伴って容易に変化する部分と,社会意識と明確に区別できない,したがって法規が変化しても容易にそれを受け入れない基層的な部分とからなっている。後者を,狭義の法意識としての前者から区別して,法観念と呼ぶ。例えば第2次大戦後の法体系の大改革は,狭義の法意識には大きな影響を与えたが,日本人の法観念を全面的に変えるには至っていない。…
※「法観念」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」