世界大百科事典(旧版)内の法門講談の言及
【講談】より
…経典講釈は仏教が主であるが,儒教や神道でも行われていた。歴史的には,仏教の経典講釈,法門講談の系列の中に戦記物語が加わり,講釈・講談はしだいに話芸の形態をもつようになったと考えられる。そのことは,講談の源流といえる〈太平記読み〉にしても,その《太平記》の作者が小島法師なる人物として伝えられることや,《太平記》の評論の集大成である《太平記評判秘伝理尽鈔(りじんしよう)》の各地への伝播者に法華法印日応という説教僧があったことなどから察知できる。…
※「法門講談」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」