法隆寺金堂四天王像(読み)ほうりゅうじこんどうしてんのうぞう

世界大百科事典(旧版)内の法隆寺金堂四天王像の言及

【飛鳥美術】より

…650年には中大兄皇子等が,7m四方にも及ぶ巨大な釈迦浄土図の繡帳を納めているが(《大安寺資財帳》),これは新たな浄土変相図の到来を告げるものである。《日本書紀》にはこの年漢山口直大口(あやのやまぐちのあたいおおくち)が詔によって千仏像を刻したとあり,また法隆寺金堂四天王像の広目天像の光背には〈山口大口費(あたい)〉の銘があり,同一人とみられるところから,四天王像もほぼこの頃の作と考えられている。四天王像は止利様式の頭大短軀の不調和を脱して,人体比率に近づき,体軀にわずかな屈曲を試み,天衣も側面に向けて湾曲し単調を避けるなど,正面観照を維持しながらも側面観照への指向がみられる。…

※「法隆寺金堂四天王像」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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