法顕伝(読み)ホッケンデン

デジタル大辞泉 「法顕伝」の意味・読み・例文・類語

ほっけんでん【法顕伝】

仏国記ぶっこくき

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の法顕伝の言及

【巡礼】より

…求法僧たちは,正法を学び梵経を将来することを第一の目的としたが,同時に仏跡を巡礼しようとしたのである。たとえば,東晋の法顕は,399年(隆安3)に長安を出発し,ヒマラヤを越えてインドの北部に入り,さらにインドの中部とスリランカの仏跡を巡拝し,412年(義熙8)に南海経由で帰国して,その間の見聞を《仏国記》または《法顕伝》として書き残した。唐の玄奘の旅行記である《大唐西域記》や義浄の《大唐西域求法高僧伝》は,いずれも仏跡巡礼記の性格を兼ね備えていたのである。…

※「法顕伝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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