世界大百科事典(旧版)内の洋上転移経路の言及
【航空路】より
…また北太平洋や北部大西洋など交通量の多い航空路においては,特別に一方通行路を設定し,複線あるいは複々線化を計ったり,垂直離間間隔が2000フィートと定められている2900フィート以上の高度において,さらに複線の中間に1000フィートの高度差を有する特別の航空路(コンポジット・セパレーション・ルート)が設定されている。これら洋上管制区域の航空路と陸上の航空保安無線施設とを結ぶ経路は,洋上転移経路として指定され,交通量の多い空域においては出入経路を別に定めている。 地上からの航法援助を必要としない慣性航法を用いて大圏コースを飛行する場合は,管制上の障害がないかぎり,パイロットの要求に応じ,任意の地点から地点への飛行経路がそのつど許可される運用方式になっている。…
※「洋上転移経路」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」