津田左右吉事件(読み)つだそうきちじけん

世界大百科事典(旧版)内の津田左右吉事件の言及

【津田左右吉】より

…大正・昭和期の歴史家。岐阜県出身。東京専門学校(現,早稲田大学)卒業後,白鳥庫吉に師事し,中学教員,満鮮地理歴史調査室研究員などを経て早大教授となる。明治維新研究を生涯の課題とし,合理的思考方法に基づく日本,中国の思想史研究で,日本文化の特質を究明した独創的体系を築く。とくに《文学に現はれたる我が国民思想の研究》(全4巻,1916‐21)は,〈生活〉本位の視点で〈国民思想〉の史的展開を論じた雄編であり,《支那思想と日本》(1938)では〈東洋文化〉の有機的一体性を否定し注目された。…

※「津田左右吉事件」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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