世界大百科事典(旧版)内の活性質量の言及
【質量作用の法則】より
…この関係は,1867年ノルウェーのC.M.グルベルグとP.ボーゲにより,正反応および逆反応の速度がそれぞれ, v=kCAaCBb…… ……(2) v′=k′CMmCNn…… ……(3) で与えられ,正反応と逆反応の速度が等しくなったとき化学平衡に到達するとして導かれた。彼らは濃度に相当する量を活性質量と呼んだ。その後,彼らが用いた反応速度式(2),(3)は一般的には成り立たないことが明らかになったが,(1)の関係がつねに成り立つことは熱力学により証明された。…
※「活性質量」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」