世界大百科事典(旧版)内の派譜の言及
【族譜】より
…李朝中期に両班(ヤンバン)のあいだで族譜は急速に普及するが,その背景には,父系血縁観念の浸透とこれに伴う階級や党派の形成,祖先祭祀・相続などの制度の確立があった。姓氏と本貫(一族のおこったとされる地)を同じくする父系親族のうち,有力な人物を派祖とする子孫によって25~30年ごとに編纂される派譜と,すべての派を網羅した大同譜とがある。族譜には,序文につづき,まず一族中傑出した人物の事績や墓碑文,上世代祖先の墓や祖廟の所在図が記載される。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」