浄・不浄思想(読み)じょうふじょうしそう

世界大百科事典(旧版)内の浄・不浄思想の言及

【カースト】より

…こうしたカースト社会は必ずしも固定化したものではなかったが,きわめて強固であり,本来カースト的差別を認めないはずのイスラム教徒やキリスト教徒も,カースト制度の枠のなかで生活している。
[カースト制度を支えた思想]
 (1)浄・不浄思想 いずれの宗教においても浄・不浄の思想は存在するが,ヒンドゥー教のもとでこの思想は極度の発達をみた。カーストとの関係について言うならば,さきに記したように各カーストの職業や慣行が浄・不浄の観点から評価され,最清浄であるバラモンを最高位とし,不可触民のカーストを最下位とするランキングが定められている。…

※「浄・不浄思想」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む