世界大百科事典(旧版)内の浜町狩野の言及
【狩野常信】より
…《常信縮図》は,《探幽縮図》とともに古画研究上の貴重な資料である。次子の岑信(みねのぶ)は浜町に分家して浜町狩野家を興した。【安村 敏信】。…
【狩野派】より
…ここに狩野家の中心は江戸に移り,山楽系の京狩野に対して江戸狩野と呼ばれる。この中では木挽町家が江戸時代を通じて栄えたが,この3家に常信の次男の岑信(1662‐1708)が分家した浜町狩野家を加えた4家が,後に奥絵師として幕府の機構に組み込まれた。 奥絵師は若年寄の支配下にあり,知行200石を与えられる旗本格であり,世襲と帯刀が許された。…
※「浜町狩野」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」