世界大百科事典(旧版)内の浮葉植物帯の言及
【水草】より
… 水草の分布には,水分条件や光環境の変化を伴う水深との対応関係がみられ,帯状分布を示すことが多い。典型的には,岸から沖へと,ヨシ帯とマコモ帯に分かれる抽水植物帯,浮葉植物帯,沈水植物帯,シャジクモ帯が順にみられる。生育環境の違いに対応して,水草は気中葉・浮葉・水中葉をつくり,葉には茎とともに水面下への通気のための細胞間隙(かんげき)などの組織が発達するが,維管束はあまり発達せず,浮葉の裏面や水中葉は気孔やクチクラ層を欠く。…
※「浮葉植物帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」