ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「海外投資」の意味・わかりやすい解説
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…投資収入がイギリスの国際収支に重要な役割を演ずるようになるのは1850年代後期からであるが,80年代以降は海運収入を上回った。1870‐1914年の間,イギリスの海外投資は年平均では国民所得のほぼ4%に相当し,累積した投資額は第1次大戦前には約40億ポンドに達し,1911‐13年の年平均の利子配当収入は1億8800万ポンド(国民所得の8.5~10%)に上っていた。このような巨大な富の流入,自由貿易と輸送革命がもたらした豊富かつ低廉な輸入食糧,労働者階級の実質賃金の上昇によって,大多数のイギリス人の消費生活はこの時代に質量ともに格段に向上した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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