世界大百科事典(旧版)内の海岸保全施設の言及
【海岸保全】より
… 第2次世界大戦後,各地で海岸浸食が問題となり,調査研究が行われたが,海岸保全の重要性が公的に確認されたのは,1953年9月の台風第13号による伊勢湾沿岸の高潮災害によってであり,56年に〈海岸法〉が制定され,海岸保全区域の設定がなされた。また58年には共通の技術基準として海岸保全施設築造基準が制定された。日本の海岸は都道府県知事によって管理されているが,その上級監督官庁としては,建設省,運輸省,農林水産省,水産庁があり,それぞれ所管の海岸を管轄している。…
※「海岸保全施設」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」