消防ポンプ自動車(読み)しょうぼうぽんぷじどうしゃ

世界大百科事典(旧版)内の消防ポンプ自動車の言及

【消防】より

…1870年には東京府消防局がイギリスのシャンド・メーソン社から蒸気消防ポンプを初めて輸入して試用し,99年にはこれらを模倣した市原ポンプなどの馬引き蒸気消防ポンプが国産されるようになり,以後は機械化が進み動力消防ポンプの時代となった。ガソリンエンジン式の消防ポンプ自動車は1914年に横浜市がイギリス,名古屋市がドイツから輸入したのに始まり,以来国産のものも製作されて現在に至っている。はしご自動車は1903年に東京消防局がドイツのリーブ社から輸入した木鉄混合の救助はしご車が始まりとされ,以来高層建築物の消火作業や人命救助等に活躍している。…

【消防自動車】より


[種類]
 災害の状況に適応して活動できる各種の装置を装備した次の種類がある。(1)消防ポンプ自動車 消防力の主力をなすもので,主ポンプとその付属器具などを装備した消防車。車体の構造,ポンプ性能などは使用する区域の地形,道路,水利,建築物の状況などの条件を考慮して決められるが,通常大都市では,ホイールベース3~4m,ポンプ圧力8.5kgf/cm2以上,放水能力2000l/min以上のポンプを架装したものが多い。…

※「消防ポンプ自動車」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android