世界大百科事典(旧版)内の液体アンモニア法の言及
【炭酸ナトリウム】より
…ツァーン法(中間塩法)は易溶性の他種ナトリウム塩NaX(X=SO4,NO3など)を共存させた溶液に固体NH4HCO3を添加し,NaHCO3を析出させる。液体アンモニア法(液安法)はNaClが液体NH3に対し高溶解性をもつことを利用し,カルバミン酸ナトリウムをつくり,これを水蒸気分解してNaHCO3を得る。 NaCl+NH3+CO2―→NaCO2NH2+NH4Cl NaCO2NH2+H2O―→NaHCO3+NH3加圧下ア法はCO2圧力数十気圧まで加圧して行う方法であるが,ア法全体として反応率がそれほど有利にはならない。…
※「液体アンモニア法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」